当クリニック小児科では原則として、中学生以下の患者様の「初診」は、保護者の方と一緒でのご来院をお願いしております。
ここでいう『初診』とは、「当クリニックを初めて受診する」ことではなく、『なにかの病気にかかって、最初に受診する』ことを言います。例えば、風邪などで数ヶ月ごとに受診する場合は、毎回が『初診』となります。
初診の際には、患者様本人はもとより、保護者の方からも病状についてお伺いすることがございますし、採血など痛みを伴う検査や処置、他の病院への紹介が必要になった時などは、やはり保護者の方との相談やご理解が必要不可欠となります。
これは、皆様のお子さま(未成年の方)を守るために広く決められている原則です。
中学生くらいになると、もちろん個人差はありますが、かなりしっかりと自分自身の症状を説明することもでき、医療者側の説明もきちんと理解できるお子様が少なくありません。それに加えて、保護者の方にもお仕事や家庭の都合がおありでしょうし、なかなか一緒にご来院する時間が取りづらいことも承知しております。
我が家も子供が4人おりますので、子供が病気になったときに小児科を受診することの大変さはよく理解しているつもりです。病気で具合の悪いお子様、仕事で動きが取りづらい親御さんのことを考えると、先ほどの原則にとらわれず診てあげたいと思ってしまうこともあります。
しかしながら、適切な医療をできる限り安全に提供するということが何よりも大切でありますので、大変心苦しいのですが、中学生以下のお子様の『初診』に関しましては、保護者の方と一緒でのご来院を改めてお願いいたします。
なお、花粉症や気管支喘息などの慢性疾患において、病状が安定しているときの『再診』につきましては、中学生以上であれば、お子さまお一人での受診も可能であろうと考えております。(小児科担当医師の病状判断にもよりますので、おひとりでの受診が可能かどうか、事前にお電話にてご確認いただければ確実かと存じます)
どうか、ご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。