自閉スペクトラム症(ASD)

自閉症(ASD)とは?

自閉症とは、興味・行動の強いこだわりを持つことや対人コミュニケーションが苦手、相互的な対人関係の障害などを特徴とする発達障害です。 これらの特徴は、1歳~3歳頃までには現れると言われています。女児より男児に多く見られる傾向があります。 また「アスペルガー症候群」も、広義での自閉症(自閉症スペクトラム障害)に含まれています。

自閉症(ASD)の原因は?

原因は未だにはっきりとされていません。しかし、生まれつきの脳の機能障害や、胎内での環境などが関係しているのではないかと考えられています。 決して、ご家族の方の育児方法が原因で起こるものではありません。

自閉症(ASD)の症状や特徴は様々

  • 言葉が遅い
  • 他の子に対する興味が薄い
  • 一人遊びを好む
  • 名前を呼んでも振り向かない
  • 自分が決めたルールへのこだわりが強い
  • 一つのことに集中し、周りが見えなくなる
  • 音、人に触られることに対して敏感
  • 視線をそらす
  • 同じ行動パターンを繰り返す
  • 痛みに鈍感
  • 抱っこしにくい

上記のような特徴が、1歳過ぎ~3歳頃までに見られる傾向があります。 また、自閉症の約30%は、知能の遅れが見られないことから、成長するにつれて自分自身と周りの人との違いや、人間関係などに深く苦しんでしまう方も少なくありません。 大人になってからの社会生活を考慮すると、早めに受診して適切な支援を受けることが極めて重要だと言えます。

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